外あそび
2022-08-01
東福保育園に通う子どもたちは外遊びが大好きです。
事務所から外の様子を覗いてみるとまるで回遊魚のように園庭をグルグル走り回っています。
開園当時から現在に至るまでの、こどもたちの姿を比較した時に感じる変化の一つとして、長距離を歩く能力の低下が挙げられます。
昔はあきる野市にある大澄山や法人本部のある大行寺まで往復約4~5キロを歩いてお散歩に行くこともありましたが、今ではそうした行程はとても難しくなってしまいました。
生活様式の変化の中で自宅から目的地までの自動車移動が増えたことにより、こども達が自らの足で「歩く」機会は大幅に減少し、目的地まで徒歩で移動することに「疲れる」と抵抗を示すこどももいます。
しかし、「歩く」ことは体力の基本であり、こどもの脳の発達にもとても重要な影響を及ぼすとされています。
長距離のお散歩はできませんが、体力作りの一環として、当園はできるかぎりに外遊びの時間を意図的に作っています。
室内での遊びと違って外の空気や風、暑さや寒さを感じ、
鬼ごっこやかくれんぼ、だるまさんがころんだなどの遊びや、遊具を使いこなした遊び、ドッジボールやサッカーなどボールを使った遊び、女の子ならごっこ遊びやナワ飛びなど元気に遊んでいます。
また、食育活動として園庭で野菜を栽培し、収穫した野菜は必ずその日のうちに調理をして、子ども達に食べてもらいます。
保育園は原ケ谷戸どんぐり公園と隣接しています。
この恵まれた環境を活かして、どんぐり公園へ頻繁に出かけます。
二十四節気七十二候をご存知ですか?
二十四節気とは太陽の日長変化、地球に届く太陽の光量に関わる暦です。春夏秋冬を6つに分けることで、1年を二十四に等分し、それぞれの季節に相応しい名がつけられています。
七十二候とは、さらにその二十四節気の各一気(約15日)を約5日ごとに初候、二候、三候と3等分し、1年を七十二に分けたものをいいます。
ウグイスが鳴き始めるという意味の「黄鶯睍睆」(こうおうかんす)のように、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、季節を5日と短く区切ることで季節の移ろいを子細に示しています。
ウグイスが鳴き始めるという意味の「黄鶯睍睆」(こうおうかんす)のように、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、季節を5日と短く区切ることで季節の移ろいを子細に示しています。
とくに「蟄虫啓戸」(ちっちゅうこをひらく):冬ごもりの虫が土から出てくる
3/6~3/10頃この時期から子どもたちは大はしゃぎで昆虫を探し回っています。
七十二候で表現される、花の開花や虫や鳥の出現などの自然の変化を感じながら、この恵まれた環境を最大限に活用し、生活・文化を体感しています。
公園の中でクラス全員でかくれんぼを楽しめます。
木の影など、公園ならではの物に隠れて遊ぶことで、普段とは違う面白さを感じられ、見通しのよい公園ではかくれる場所が少ないと遊びの難易度が上がり、子どもの発想力を養うこともできます。